入社6ヶ月目で休職した新卒ちゃんの徒然日記

求職までの葛藤、休職中の過ごし方など徒然なるままに記します☆

キラキラ新卒ちゃんが休職に至るまで<体調編>

こんにちは!すもまるです。

先日まで良い香りを漂わせていたご近所の金木犀が陰を潜めるようになり、冬の訪れを感じています。休職いただく以前はブラウス1枚で営業に行っていたのが嘘のようです。家で過ごす時間が長いと季節の移ろいに疎くなってしまいますね・・・。

さて、今回は適応障害という診断書をいただき、休職させていただいた時点での体調についてお話したいと思います。少し長くなってしまいますが、お付き合いいただけたら幸いです!

主な症状

診断書をいただいた時点での主な症状は以下の5つです。もちろん、人によって症状は異なると思いますのであくまで1つのケースとしてご覧いただければと思います。

こんな体調だったのに「大丈夫、新卒なんてこんなもん。まだ頑張れる。」とか当時の自分思っていたんですよね。だいぶ体調が落ち着いてきた今このように書き並べると、本当に考えが異常だったな、と強く感じています。

さて、具体的に一つ一つ見ていきますね。

1.食欲不振

現場に配属され、引き継ぎが終わり、独り立ちした7月。この頃まではまだ元気だったんですよね・・・。毎日もりもり3食食べてました。違和感が表れたのはオリンピックの開会式があった4連休の前の週。

あれ、私昼休みなんてとってたら仕事終わらないよね???給料泥棒じゃん。

求人広告のお仕事って、連休前後がものすごく忙しくなるんです。新卒社員の私もそれは同じ。自分でお客さんを回って、原稿作って、発行する。場合にもよりますが、アルバイト・パート募集のお客さんって突然連絡きて最新号に載せたい、とおっしゃることが多いんですよね。ご連絡いただけるのはとっても嬉しいことなのですが、連休がある=営業日が少ない、ということで必然的に大忙しになるんです。

ベテランさんも忙しいこの時期。業務内容は一通りわかるし、1人でもできる。先輩達もっと忙しそう。

ということで「昼休み返上すれば終わる!!!」とか思って、ファミレスでご飯が運ばれてくるまでの間を使って仕事してました。それがだんだん「ご飯5分で片付けて原稿2本終わらせよう」へと変わり、最終的には営業車の中で野菜ジュース1本を片手に公園の駐車場で原稿作成してました・・・。それでお腹がなぜか満たされてたんですよね。正確には空腹を感じていなかった

「ただでさえ仕事が遅い新卒なんだから、休んでいる暇なんてない。」一度も上司や先輩にこんなこと言われたことありません。でも、自分の中でこんな声がずっと聞こえているんです。

こうしてお昼ご飯を食べることがなくなり、残業後帰宅しても夕飯食べる気力はもちろんなく、朝ご飯食べる暇があったら寝ていたい・・・となり、気がついたら一日1回、お腹が空いた、と感じるタイミングでコンビニでかった菓子パンをかじる、といった生活になっていました。

そんなこんなで入社から6ヶ月で体重8キロ落ちました。入社時に買ったお気に入りのスーツ、ズボンのサイズが合わなくなってしまって当分着れそうにありません😢

 

2.熟睡できない

食欲が無くなり始めたのと同じ頃、睡眠に悩まされるようになりました。気がついたら「熟睡出来なくなっていた」。鬱や適応障害になる方で不眠に悩まされている方は非常に多いようです。なので眠ることができているだけ私はまだ軽傷だったのかもしれません。私の睡眠は曜日によって大きく異なります。具体的にはこんな感じです。

<日曜日>

「明日は仕事だ、早めに寝よう」と22時に布団に入るも2時間おきに目を覚ます。普段は気にならない近隣住民の声やテレビの音、電話の声、ケンカしている声、車の音、救急車のサイレン、すべてが気になってしまい、なかなか寝付けることが出来ませんでした。もちろん、熟睡出来ていないので朝の身体はめちゃくちゃ怠いです。

<平日>

仕事での疲れから一瞬で寝落ちます。寝てるはずなんです。でも、朝起きると身体がバキバキ。寝たはずなのに昨日よりもっと疲れている気がする。もっと睡眠時間を長くすれば良いのでは、とご飯も食べず、風呂にも入らず、最低限化粧落として歯磨きだけして、帰宅から10分でベッドイン。なのに朝起きるとやっぱり身体はバキバキで、頭がぼんやりする。おそらく寝過ぎだったんでしょうね。気がついたら平日の睡眠時間は10時間になっていました。文字通り「家=寝る場所」状態です。

<土曜日>

仕事の疲れをとろう、とにかく休もう、現実見たくない、と思い、一日中ベッドの上から動いてません。しかもちゃんと目を閉じれば寝れるんですよね・・・。眠れない、という人に比べたら贅沢すぎる悩みです。でも本当に眠る以外のことが出来ない。スマホを触ることさえ疎ましい。動くのは排泄と水分補給だけ。最長22時間くらい寝てたことあったかな・・・。人間ってこんなに眠ることが出来るんだ、とか思ったりしました。

そんなこんなで一応睡眠は取っていました。取っていましたが質が悪すぎてむしろ疲れを蓄積していたような気がする・・・。生活習慣大事です。

 

3.吐き気・動悸

私が一番きつかったのはこれかもしれません。吐き気と動悸。状況は主に3つです。

①出社前 ②仕事中 ③食後

<出社前>

まず毎朝嘔吐えずいてました。クローゼット開けて着替えようとするたび「おえっ」、8時40分の数字(出社5分前)を見て「おえっ」、道路を歩いていて「おえっ」って感じでカエルかな?ってくらいおえおえしてました。それでも8月くらいまでは嘔吐くだけで吐いてはなかったんですよね。本格的にトイレに籠もるようになったのは9月ごろからでした・・・。朝ご飯もほとんど食べず、夕飯もほとんど食べず、出すものなんてほとんど無いはずなのになんかちゃんと出たんですよね・・・。気持ち悪い、と思いながらも脳裏にあったのは「私臭くないかな?お客さんに迷惑かけられない」と「やばい、こんな時間にトイレ籠もって会社間に合うかな」だったのは本当におかしな話です。

<仕事中>

続いて仕事中。新規営業とルート営業両方やっていたのでとにかく電話をかけまくる日もそれなりにあったりします。もともと相手の顔が見えない電話が苦手な私。迷惑だろうな、と思いつつ仕事だからとかけまくり、アポが取れない焦りとガチャ切りや怒鳴り声でどんどんメンタルが削られ、そそくさとトイレに駆け込んでました・・・。かといって外回り営業していると、道路に設置されているお客様の企業名の書かれた看板を目にして動悸が走り、これまた嘔吐く。車の中で吐かなかった私えらい。特にテレアポして怒られた企業さんの看板と、せっかくご依頼いただいたのに求人の応募に結びつかなかった企業さんの看板は地雷でしたね・・・。一時期念のためのビニール袋を車に常備してました。

<食後>

そして食後。たまに先輩方とお昼をご一緒させていただいていたのですが、さすがに野菜ジュースだけというわけにもいかず。少なめのメニューを選んでもやっぱり胃がびっくりしちゃったみたいで、怪しまれないタイミングを見計らってトイレに駆け込んでました。お誘いいただいてものすごく嬉しいのに、楽しみたいのに、こんな自分の身体のせいで楽しみきれないのが本当に悔しかったです。

 

4.涙が出てくる

すごいですよね、涙って勝手にでてくるんです(笑)

幸い、私は軽傷の内に診断書をいただいていたので自制が効かずに職場で泣く、ということはほとんどありませんでした。(たまーに自分の仕事の出来なさが悔しくてトイレで泣いてましたが)

でもやっぱり1人になると油断してしまって、営業車運転しながら涙出てくるんですよね。あれ?って思うんですけど、涙流すことで負の感情もあふれてきて。

「なんで私はだめだめなんだろう」「どうして教えて貰ったことを生かせないんだろう」「先輩達の足を引っ張っているのは私だ、もっと頑張らなきゃ」「頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ・・・頑張るってこれ以上どうしたらいい・・・?」

今思うとよく事故を起こさなかったな、と反省しています。

車の中でどれだけ泣いても、お客さん先では笑顔でいなければならない。明るい元気な新卒ちゃんでいなきゃいけない。だってスキルも経験もない新卒ちゃんを信頼してもらうには元気と誠実さが大事だから。職場内でもそうです。先輩や上司みたいな営業マンになりたい、迷惑をかけたくない、すもまるちゃんが入ってくれて良かったと思って貰いたい。そのためには明るく、素直に、元気のある姿を見せよう。辛さは甘えだ。頑張れば結果はついてくる。成長していける。そうやって自分の負の感情に蓋をして、むりやり明るい自分を持ってきて、振る舞って、そんなことを繰り返していくことで自分の身体と感情に負荷をかけていたんだろうな、と思います。

 

5.人との交流を過剰に避ける

自分の感情に蓋をした振る舞いばかり続けて疲れていたからか、プライベートで人と会うことが0になりましたね・・・。それでも7月までは毎週土日に県内の友達と会っていたり、友達とオンラインゲームをしたり、LINEはその日のうちに返信したり、と交友関係を大事にしていたんです。もともとフットワークが軽く、緊急事態宣言前は1人飲みとか1人旅とかしていろんな人とお話するくらいアクティブだったはずなんですけど、気がついたら引きこもり。LINEやDMの返信なんて1週間に1回出来るか出来ないか。たまに忙しすぎて返信できない旨の投稿をTwitterにあげたりしていたので、友達からはとにかく心配されていました。

それでも一応、親とは毎晩電話していました。といっても会社からマンションまでの10分くらいの間ですが。親曰く、電話しても返事が虚ろだし、ため息と辛い、死にたい、なんでこんなにダメダメなんだ、という言葉しか出てこなかったらしいです。だったらしい、というのは電話した内容を私が何一つ覚えていないから。とにかく人の声を聞いて安心したかったんでしょうね。20歳を過ぎた娘が親に甘えるなんてお恥ずかしい話です。

今思うと、友達と連絡取っても余計に心配をかけてしまう、楽しい会話を提供できないし楽しい話に乗ることができないことがわかっていたからこそ余計にコミュニケーションを避けていたのかもしれません。

余談ですが、コミュニケーションを避けるようになったのと同じ頃、趣味というものが私の中から消滅しました。お酒も酔いが覚めたらもっと辛くなる。珈琲も紅茶も、準備にかかる手間暇が面倒くさい。アニメもゲームも、現実世界との乖離で辛くなる。好きなものを全部避けていたら、やりたいこと、好きなこと、楽しいこと、全部忘れてしまいました。

実は、今もよく分かっていません。産業医と主治医に「休職中は好きなことをやりなさい。」と言われても、好きなこと・・・?となっていました。やることがわからないから自己啓発本とか、売れる営業マンになるためには!みたいなサイトばっかり見てましたね・・・。とにかく仕事のことしか頭になくて、すもまる個人としてやりたいこととか全くわからなかったです。最近ようやく「楽しい」「挑戦してみたい」という感情が自分の中に戻ってきた気がします。

 

まとめ

長くなってしまいましたが、休職に至るまでの体調はこんな感じです。

今は3食食べられるようになり、仕事以外のことも考えられるようになりました。もちろん熟睡できていますし、本当にありがたいことに多くの友達が一緒に遊んでくれています。

正直、吐き気・動悸に関してはまだまだです。自社商品のCMや冊子を見かけると動悸が止まらなくなりますし、お客様のお名前を見ると身体が一気に強ばります。

まだ復職するか退職するか決められていませんが、どちらにせよ尊敬する上司と先輩方、そしてお客様にご迷惑をおかけしないような形を取りたいと思います。

もしこんな状態で辛い、でも頑張りたい、という悩みを抱えているかたがいらっしゃいましたらお話を聞くことはできますのでお気軽にご連絡ください。

ご覧いただきましてありがとうございました!